シームレスシステム工法は、既設管内にシームレスライナーを引き込み、空気圧によって拡径して既設管内面に密着させた状態で特定の波長の光を管口から直に照射して樹脂を硬化させる形成工法です。
管 径 | 本 管…φ200mm~φ800mm(自立管はφ200mm~φ600mm) |
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管 種 | 鉄筋コンクリート管、硬質塩化ビニル管、陶管、鋼管、鋳鉄管 |
段 差 | 20mm以下 |
隙 間 | 50mm以下 |
屈曲角 | 10°以下 |
浸入水 | 水圧:0.05MPa以下、流量:2L/min以下 |
耐酸性ガラス繊維と光硬化性不飽和ポリエステル樹脂で構成。
工場排水等の場合には耐アルカリ性のライナーも製造可能。
更生材は建設技術審査証明 (公益財団法人 日本下水道新技術機構)、Ⅱ類資器材登録及び認定工場制度の工場認定(公益社団法人 日本下水道協会)を取得しています。
既設管内にシームレスライナー(更生材)を引込み挿入します。
空気でシームレスライナー(更生材)を拡径します。
管内に引き入れた光照射装置を走行させ、シームレスライナー(更生材)に光を照射して硬化させます。
硬化後、インナーフィルムを除去します。
シームレスライナー(更生材)の両端部を切断後、管内からロボットカッターを用いて取付管口の穿孔を行います。
更生材は建設技術審査証明 (公益財団法人 日本下水道新技術機構)を取得しています。
項 目 | 試験規格 | 物性値(MPa) | |
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シームレスライナーS | シームレスライナーSII | ||
長期曲げ強さ | JIS K 7039 | 60 | 40 |
長期曲げ弾性率 | JIS K 7035 | 4090 | |
短期曲げ強さ | JIS K 7171 | 167 | |
短期曲げ弾性率 | 7355 | ||
引張強さ | JIS K 7161 | 90 | |
引張弾性率 | 7355 | ||
圧縮強さ | JIS K 7181 | 100 | |
圧縮弾性率 | 7200 |
JSWAS K-2「下水道用強化プラスチック複合管」の試験方法に準拠しています。
試験液の種類 | 質量変化率(%) | ||
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測定値(平均値) | JSWAS K-2規格値 | ||
S | SⅡ | ||
蒸留水 | 0.10 | 0.06 | ±0.3%以内 |
塩化ナトリウム水溶液(10%) | 0.10 | 0.04 | |
硫酸(30%) | 0.08 | 0.04 | |
硝酸(40%) | 0.07 | 0.29 | |
水酸化ナトリウム水溶液(40%) | -0.29 | -0.11 |
※シームレスライナーは、新しい耐薬品性試験である「浸漬後曲げ試験」にも適用しています(審査証明取得済み)。
耐薬品性試験
シームレスライナーSのひずみの外挿値(1.20%)、シームレスライナーSⅡのひずみの外挿値(0.75%)、JSWAS K-2に準拠したひずみ値を下回らないことを確認しました。
したがって、シームレスライナーS、SⅡは50年後も耐ストレインコロージョン性を有すると認められます。
ライナー | 試験体の固有寸法から算出されたJSWKS K-2による基準値 | 50年を外挿しした時の推定極限曲げひずみ |
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シームレスライナーS | 0.73% | 1.20% |
シームレスライナーSⅡ | 0.73% | 0.75% |
耐ストレインコロージョン性試験 [JIS K 7034]
●「管きょ更生工法の耐震設計指針の考え方(案)と計算例」(公益社団法人 日本下水道協会)に基づく耐震設計が可能です。
● 地震動による既設管への追従性を有しています。
試験項目 | 試験性能 |
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水理性能 | 粗度係数 n=0.010 |
水密性(耐内水圧) | 0.1MPa ×3分間保持 漏水なし |
水密性(耐外水圧) | 0.1MPa ×3分間保持 漏水なし |
耐高圧洗浄性能 | 洗浄圧力 15MPa ×3分間 異常なし |
水理性能試験
耐内水圧試験
(シームレスライナー)
耐内水圧試験
(シームレスライナー)
農業用水用 内圧管試験
報告書(内圧 3.2MPa)はこちら
農水パイプライン更生
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